こんにちは!かたふみです!
『キャリア』だけ聞くと、”出世”や”過去の実務経験”などをイメージしやすい人が多いと思います。
ですが、『キャリア戦略』と聞くと、何を考えて、どんな行動したらいいか悩む人が多いですよね。
本書では、キャリアの悩みを一つひとつ解決していくための具体的に取り組むことのできる思考法を紹介しています。
今回紹介する「今すぐ転職を考えていない人のためのキャリア戦略」著の田中研之輔で、『キャリア戦略』がわかります。
この記事でわかること
- キャリア戦略の考え方
それでは、いってみましょう!
「キャリア戦略」を考える
本書では、キャリアの悩みを一つひとつ解決していくための具体的に取り組むことのできる思考法を紹介しています。
それは、「キャリアナレッジ」です。
「キャリアナレッジ」とは著者の造語です。
著者の田中研之輔さんは本書で伝えたいことを3つ紹介しています。
伝えたいことは3つ
- ①キャリアとは、転機のときだけに考えるものではなく日々作り上げる。
- ②何を大事にしたいか考え、正しく悩み、そして、まず行動実践してみる。
- ③個人も組織も活かせる未来を作る。
この3つです。
つまり、キャリア戦略は転職時などの転機だけではなく、毎日考える必要があると著者が伝えたいということです。
”自分”だけのキャリアの地図を手に入れる
本書では、”自分”だけのキャリアの地図を手に入れることが必要だと伝えています。
初めて旅行する観光地や外国に行く場合は、『地図』がないと不安ですよね。
どの道を通ればいいのか、どんな店があるのか地図を見ながら旅行のイメージを広げていくと思います。
著者の田中研之輔さんは、キャリアを考えるうえで大切なのは、結果ではなくプロセスだと伝えています。
プロセスに注目する理由は次の2つです。
プロセスに注目する2つの理由
- ①現在の状況を把握できる
- ②これからの見通しをたてることができる
この2つです。
また「②これからの見通しをたてる」ときは、キャリアの視点から時代の流れを見る必要があるとのことです。

と思うと思うので、本書で説明されている令和時代を紹介します。
令和の時代は、組織と個人の関係性をうまくマネジメントする働き方が主流になってきているとのことです。

もう少し簡単に言うと、令和の時代は副業で複数の仕事を掛け持ちするビジネスパーソンが増加しています。
組織(会社)を変える転職や独立はせずに、今の組織のまま副業で自分のキャリアを積む人が目立ってきたのが、令和の時代の特徴ということです。
時代の特徴を把握しながら、キャリア戦略を設計し、『自分のキャリアの地図』を手に入れる必要があるということです。
「稼ぐ」ための意識改革
本書では、
「稼ぐ」ための意識改革をしよう!
と伝えています。
コロナ禍で「給料が下がった」という声をよくニュースやSNS等で見聞きしませんでしたか?
ぼくは住宅ローンや自動車ローン等のローンを組んでいなかったので、ダメージは少なかったです。
ですが、住宅ローンを組んでいた友人は深刻な顔をしていたことを思い出します。
本書では次の考え方をしている場合はすぐに脱却する必要があると伝えています。
その考え方とは「生活は、勤務先企業が守ってくれるものだと信じている」という考え方です。
つまり、「雇われ続ける働き方」から「稼ぎぬく生き方」へ意識改革が必要だということです。
一つの企業(組織)に自分のキャリアを預け、雇われ続けることに何も疑問を感じない人は、「時代は変わった」と認識すべきでしょう。
なぜなら、令和の時代の特徴は「今の組織のまま副業で自分のキャリアを積む人が目立ってきている」からです。

と思うと思います。
本書では、意識改革に必要な4つの行動が紹介されています。
意識改革に必要な4つの行動
- 意識改革01:4L理論をベースに、コンディションチェック
- 意識改革02:稼ぎ方ポートフォリオを作成する
- 意識改革03:セルフアントレプレナーとして生きる
- 意識改革04:仕事をセルフマネジメントする
4つの中から1つでも気になった項目があれば、ぜひ実際に本書を読んでみてください。

まとめ:キャリアで悩むのは地図を持っていないから

令和の時代の特徴に沿ったキャリア戦略がわかる「今すぐ転職を考えていない人のためのキャリア戦略」を紹介してきました。
自分のキャリアをどうしたらいいのかわからない人だけではなく、すでに自分でキャリア設計を作っている人も、本書を読んでみることをオススメします。
最後に本書の中にある好きなフレーズで締めたいと思います^^
『本当に大切なのは実際に行動すること』
それでは
Have a good reading life!