読書にはストレスを解消する効果があると言われています。
しかし、本を読んでいると逆に疲れたり、イライラしたり、「読まなければ」と考えるほど本を開きたくなくなったりすることもあります。
「せっかく買った本だから最後まで読まないといけない」
「毎日読書を続けないと意味がない」
「もっとたくさん読まないといけない」
「難しい本でも理解しないといけない」
このように考えているうちに、読書が趣味ではなく「やらなければいけないこと」になってしまう場合があります。
ですが、読書でストレスが溜まるからといって、あなたの読み方が間違っているとは限りません。
今の自分に合わない本を無理に読んでいたり、完読や冊数、理解度など、読書に求める条件が多くなりすぎていたりする可能性もあります。
そんなときは、無理に「正しい読み方」へ直して読み続ける必要はありません。
いったん読まない、途中でやめる、読む量を減らす、本を変えるのも選択肢です。
この記事では、読書そのものがストレスになっている原因を整理しながら、無理なく本と付き合うための考え方を紹介します。
この記事で紹介するのは、読書を楽しむためにもっと頑張る方法ではありません。
「少し読書から離れてもいいのかな」
「この本は途中でやめてもいいのかな」
と感じている方も、自分に当てはまる原因から確認してみてください。
この記事でわかること
- 読書でストレスが溜まる主な原因
- 「最後まで読まなければ」「たくさん読まなければ」という負担を減らす考え方
- 読まない・途中でやめる・本を変えるなど、自分のペースで読書と付き合う方法
結論|読書でストレスが溜まるなら、無理に読み続けなくていい
読書をしていてストレスを感じるなら、無理に読み続ける必要はありません。
本の内容が難しい場合もあれば、「最後まで読まなければ」「もっと読まなければ」という気持ちが負担になっている場合もあります。
特に、趣味として始めた読書でも、いつの間にか冊数や進捗ばかりを気にするようになると、楽しむことより「読書をこなすこと」が目的になってしまいます。
まずは、自分がどのような場面でストレスを感じているのか確認してみましょう。
| 読書中の状態 | 考えられる原因 | 見直したいこと |
|---|---|---|
| 本を開く前から嫌になる | 「今日も読まなければ」という義務感 | 読まない日があってもよいと考える |
| 残りページばかり気になる | 完読することが目的になっている | 合わない本は途中でやめる |
| 難しくてイライラする | 今の自分に本の難易度が合っていない | 入門書や別の本へ変える |
| 面白くないのに読み続けている | 本との相性が合っていない | 無理に最後まで読まない |
| 冊数が増えないと焦る | 読書量や目標へのこだわり | 冊数を読書の評価基準にしない |
| 内容を覚えられずイライラする | 全部理解・記憶しようとしている | 目的に必要な部分だけでよいと考える |
| 疲れているのに無理に読む | 読書に使える余力が少ない | その日は読まない |
| 趣味なのに成果が気になる | 読書を自己投資として考えすぎている | 楽しむ読書と学ぶ読書を分ける |
この表は、読書によるストレスの原因を診断するものではありません。
いくつかの原因が重なっていることもありますし、その時の生活や体調によって変わることもあります。
大切なのは、「どうすれば我慢して読み続けられるか」ではなく、「何が今の自分にとって負担になっているのか」を考えることです。
本を途中で閉じてもいいですし、別の本へ変えても構いません。
しばらく読書から離れて、また読みたくなったときに戻るという付き合い方もあります。
読書がストレスになる主な理由
読書でストレスが溜まる原因は、1つとは限りません。
本の内容だけでなく、自分で決めた目標や「読まなければ」という気持ちが負担になっていることもあります。
まずは、読書中に何がしんどいのかを切り分けてみましょう。
「最後まで読まなければ」と思っている
本を一度読み始めると、
「せっかく買ったから最後まで読まないと」
「ここまで読んだから途中でやめるのはもったいない」
と感じることがあります。
しかし、本を買ったことと、最後まで読むことは別です。
面白くない、今の自分には難しい、求めていた内容と違う。
そんな本を「最後まで読まなければ」という理由だけで読み続けると、読書そのものが負担になってしまいます。
読書量・冊数を目標にしすぎている
「月に10冊読む」
「年間100冊読む」
「毎日○ページ読む」
など、読書の目標を決めること自体が悪いわけではありません。
ただし、目標を達成することばかりを気にすると、
「今月はまだ○冊しか読めていない」
「今日は読めなかった」
「読むのが遅い」
と焦る原因になることがあります。
読書に使える時間も、読む本の長さも、目的も人によって違います。
冊数を増やすことよりも、自分が無理なく読めることを優先してみてください。
今の自分に合わない本を無理に読んでいる
本の内容が難しすぎると、何度も同じ文章を読み返したり、意味を調べたりすることが増えます。
それが楽しい場合もありますが、
「全然頭に入らない」
「自分には読解力がないのでは」
とイライラするなら、今の自分に対して本の難易度が高すぎるのかもしれません。
ベストセラーだから、有名な人がおすすめしていたからという理由だけで、自分も楽しめるとは限りません。
今の自分に合わないと感じたら、もっと分かりやすい本や、興味を持てる本へ変えることも選択肢です。
内容を全部理解・記憶しようとしている
本を読んだあと、
「内容を覚えていない」
「せっかく読んだのに忘れてしまった」
と感じることもあります。
そこで、
「もっと集中して読まないと」
「全部理解しないと意味がない」
と考えると、読書がどんどん重くなります。
読書の目的によって、どこまで理解・記憶したいのかを変えてもよいでしょう。
疲れているのに「今日も読まなければ」と考えている
仕事や家事などで疲れている日に、無理に本を開く必要はありません。
普段なら読める文章でも、その日の状態によってはなかなか頭に入らないことがあります。
そんなときに、
「集中できない自分が悪い」
「読書習慣を途切れさせたくない」
と無理に続けると、読書がさらに負担になる場合があります。
疲れている日は読まない。それも読書との付き合い方の1つです。
趣味なのに成果を求めすぎている
読書というと、
- 「知識を増やす」
- 「仕事に役立てる」
- 「自分を成長させる」
といった目的が注目されることがあります。
もちろん、そのような目的で本を読むこともあります。
私自身、社会人になってからゲーム以外の趣味を作りたいと思い、読書を始めました。
ビジネス書や経済・投資の本を読むこともありますが、小説やライトノベルを純粋に楽しむこともあります。
「この本を読んで何を得られるのか」
「仕事に役立つのか」
と考えすぎると、趣味だった読書まで自己投資のようになってしまいます。
「本は最後まで読むもの」という考えを外す
一度読み始めた本は、最後まで読まなければいけない。
そう考えていると、自分に合わない本でも途中でやめにくくなります。
しかし、読書を始めてみて、
- 「思っていた内容と違った」
- 「今の自分には難しすぎる」
- 「どうしても面白いと思えない」
と感じることはあります。
そんなときは、無理に最後まで読み続けなくても構いません。
合わない本は途中でやめてもよい
本との相性は、実際に読んでみないと分からないことがあります。
タイトルやあらすじを見たときは面白そうだと思っても、読み始めると自分には合わないこともあります。
そこで、「途中でやめたら挫折したことになる」と考える必要はありません。
合わない本をやめて、別の本を読むことも読書の選択肢です。
私自身も、電子書籍を購入してから「これは自分には合わなかった」と感じたことがあります。
購入した電子書籍は紙の本のように中古本として売ることができないため、「せっかく買ったのだから読まないともったいない」と感じやすいところがあります。
一方、私はKindle Unlimitedも継続して利用しています。
読み放題対象の本なら追加で1冊ずつ購入せずに読み始められるため、気になった本を試してみて、自分に合わなければ別の本へ移りやすいと感じています。
私の場合、この使い方によって「一度読み始めた本は最後まで読まなければ」という気持ちも少なくなりました。
もちろん、Kindle Unlimitedを使えば読書のストレスがなくなるという話ではありません。
大切なのは、合わないと感じた本に無理にこだわらなくてもよいということです。
買った本でも読了義務はない
「お金を払って買ったのだから、最後まで読まないともったいない」
と思うこともあるでしょう。
その気持ちは自然ですが、読み終えることだけが本を買った価値ではありません。
途中まで読んで、
「自分には合わない」
「知りたかった内容とは違った」
と分かったことも、次に本を選ぶための判断材料になります。
読書がしんどくなっているなら、「買ったから読む」ではなく、「今も読みたいから読む」と考えてみてもよいでしょう。
今は合わなくても、後で読めることがある
途中でやめたからといって、その本を二度と読めないわけではありません。
今は難しく感じる本でも、知識が増えたり、興味が変わったりすると、後から読みやすくなることがあります。
そのため、「今は読まない」という選択もあります。
本棚や電子書籍のライブラリに残しておいて、また読みたくなったときに戻れば構いません。
読書を途中でやめることを、失敗や挫折として考えなくても大丈夫です。
その時の自分に合う本を読むことを優先する。
それだけでも、「最後まで読まなければ」という負担を減らしやすくなります。
読書量ではなく「自分のペース」で読む
読書を続けていると、
「もっとたくさん読んだ方がいいのでは?」
「読むのが遅すぎるのでは?」
と気になることがあります。
しかし、読書に使える時間や読むスピードは人によって違います。
月に何冊、年間何冊という数字を基準にするよりも、自分が無理なく本と付き合えるペースを大切にしてください。
冊数を他人と比較しない
SNSやブログなどでは、
「年間100冊読んだ」
「月に10冊読んでいる」
といった情報を目にすることがあります。
それを見て、
「自分も同じくらい読まないと」
「自分は全然読めていない」
と焦る必要はありません。
同じ1冊でも、短い本と長い本では読む時間が違います。
小説をじっくり楽しむ場合と、必要な情報を調べるために実用書を読む場合でも、読み方は変わります。
何冊読んだかより、自分が読みたい本を無理なく読めているかを基準にしてみてください。
毎日読まなくてもよい
読書を習慣にしようとして、「毎日必ず読む」と決める人もいると思います。
それが負担にならず続けられるのであれば問題ありません。
しかし、
「今日は疲れているけど、読まないと習慣が途切れる」
「1日休んだら続けられなくなりそう」
と考えるようになると、読書がノルマになってしまいます。
読めない日があっても、それまでの読書が無駄になるわけではありません。
忙しい日や疲れている日は読まず、また読みたくなったときに本を開く。そのくらいの距離で付き合ってもよいでしょう。
短時間しか読めない時期もある
まとまった読書時間が取れないと、「こんな短い時間では意味がない」と思うかもしれません。
私の場合、2022年に購入した『狼と香辛料』1〜17巻収録のKindle合本版を、子どもが寝てから自分が寝るまでの5〜10分ほどを使って少しずつ読み進めました。
一気に読み終えたわけではなく、約4年半かけて最後まで読破しています。

『狼と香辛料』を読了後にAmazonへ投稿したレビュー。約4年半かけて少しずつ読み続けた体験を書いています。
もちろん、「毎日5〜10分読めば誰でも長編を読破できる」という意味ではありません。
私の場合は、早く読み終えることや冊数を増やすことよりも、続きが読みたいと思える作品を、自分の生活に合うペースで読むことができました。
読書に使える時間が少ない時期は、無理に読む時間を増やそうとせず、今の生活の中で続けられる範囲で本を楽しめば十分です。
難しい本が読めないなら本を変える
本を読んでいて、
「何度読んでも内容が頭に入らない」
「知らない言葉ばかりで疲れる」
「読んでいるのに全然進まない」
と感じることがあります。
そんなときに、
「自分には読解力がない」
「もっと難しい本を読めるようにならないと」
と考える必要はありません。
今の自分に対して、その本が難しすぎるだけの場合もあります。
入門書へ戻る
専門書や難しい実用書を読んでいて理解しにくい場合は、いったん入門書へ戻る方法があります。
前提となる知識が少ない状態で難しい本を読むと、知らない言葉や考え方が次々に出てきて、読むこと自体が負担になりやすくなります。
まずは分かりやすい本で全体像をつかんでから、必要に応じて難しい本へ戻っても構いません。
難しい本を最初から最後まで読めることより、今の自分が理解しやすい本を選ぶことを優先してみてください。
興味があるテーマへ変える
「有名だから」
「おすすめされたから」
「読んだ方がいいと言われたから」
という理由だけで本を選ぶと、自分の興味と合わないことがあります。
どれだけ評価の高い本でも、自分が今知りたいことや楽しみたいことと合っていなければ、読み続けるのがつらくなることがあります。
そんなときは、無理に同じ本を読み続けず、自分が興味を持てるテーマへ変えてみてください。
自分が「続きを読みたい」と思える本を選ぶことも大切です。
小説・短編・漫画など別の形式を選ぶ
文章量の多い本を読むことに疲れているなら、別の形式の本を選ぶ方法もあります。
例えば、
- 短編小説
- ライトノベル
- 漫画
- 図や写真が多い本
などです。
ただし、「読書がしんどいなら漫画を読めば解決する」という意味ではありません。
大切なのは、無理に今の本へこだわらず、自分が読みやすい形へ変えてもよいということです。
「どうすればこの本を我慢して読めるか」ではなく、「今の自分に合う本は何か」と考えてみてください。
全部理解・全部覚えようとしなくてもいい
本を読んでいると、
「ちゃんと理解しないと意味がない」
「読んだ内容を覚えておかないといけない」
と思うことがあります。
特に、勉強や仕事のために本を読んでいると、1ページずつしっかり理解しようとすることもあるでしょう。
しかし、すべての読書で100%の理解や記憶を目指す必要はありません。
分からない部分があるたびに止まり、何度も同じ文章を読み返しているうちに、読書そのものが疲れる原因になることもあります。
趣味の読書なら100%理解を目標にしない
小説やライトノベルなど、楽しむことが目的の読書であれば、細かい部分まで全部覚えておく必要はありません。
登場人物の名前を忘れたり、以前読んだ場面を思い出せなかったりすることもあります。
そんなときに、
「せっかく読んだのに忘れてしまった」
「もっと集中して読まないと」
と自分を責める必要はありません。
分からないところがあれば戻って読み直してもよいですし、そのまま読み進めても構いません。
物語を楽しむことが目的なら、すべてを記憶することより、自分が楽しめているかを大切にしてみてください。
実用書・専門書なら必要な部分から読む方法もある
実用書や専門書の場合も、最初から最後まで同じように読む必要がないことがあります。
「この問題について知りたい」
「この方法だけ確認したい」
という目的があるなら、目次から必要な章を探して読む方法もあります。
また、難しい部分が出てきた場合も、そこで完全に理解できるまで止まり続ける必要があるとは限りません。
いったん読み進めて、必要になったときに戻ったり、別の入門書で確認したりする方法もあります。
もちろん、学習や仕事の目的によっては正確な理解が必要な場合もあります。
「全部理解しなくてもいい」と一律に考えるのではなく、その本を何のために読んでいるのかに合わせて、必要な理解の深さを変えることが大切です。
読書で疲れているときは、
「全部分からなければ」
「全部覚えなければ」
という条件を、自分で増やしすぎていないか確認してみてください。
読書を自己投資だけにしない
読書というと、
「知識を増やす」
「仕事に役立てる」
「自分を成長させる」
といった目的が注目されることがあります。
もちろん、そのような目的で本を読むこともあります。
ただし、すべての読書に成果を求める必要はありません。
私自身、社会人になってからゲーム以外の趣味を作りたいと思い、読書を始めました。
これまで、ビジネス書や経済・投資、自己啓発などの本を読むこともあれば、小説やライトノベルを純粋に楽しむこともあります。
読書の価値を、
「仕事に役立ったか」
「知識が増えたか」
「成長できたか」
だけで判断していると、趣味だったはずの読書まで自己投資のようになってしまいます。
楽しむために読む本があっていい
小説やライトノベルなど、純粋に物語を楽しむために読む本があっても構いません。
読み終えたあとに、
「何を学んだのか」
「どんな能力が身についたのか」
と毎回考える必要もありません。
「面白かった」
「続きが気になる」
「この時間が楽しかった」
というだけでも、趣味としての読書には十分な意味があります。
仕事に役立たなくてもいい
社会人になると、
「せっかく読むなら仕事に役立つ本を」
「読むなら自分の成長につながる本を」
と考えることもあります。
しかし、仕事に直接役立たない本を読む時間が無駄になるわけではありません。
疲れているときに、さらに難しいビジネス書や専門書を読もうとして負担になるなら、いったん別の本を選んでもよいでしょう。
読書は、常に勉強の時間である必要はありません。
読書を成果で評価しすぎない
「何冊読んだか」
「どれだけ覚えたか」
「何を学んだか」
ばかりを気にすると、読書が評価されるための作業のようになってしまいます。
本を読む目的は、そのときによって変わっても構いません。
学びたいときは実用書を読む。物語を楽しみたいときは小説やライトノベルを読む。何も読みたくない日は読まない。
そのくらい自由に考えてもよいと思います。
読書を「成長しなければいけない趣味」にしないことも、ストレスを減らすためには大切です。
読書そのものではなく、先にストレスや疲れがある場合
ここまで紹介してきたのは、「読まなければ」「最後まで読まなければ」と考えることで、読書そのものが負担になっている場合です。
一方で、
- 本を読みたい気持ちはある
- 以前は普通に読書を楽しめていた
- 仕事や家事で疲れていて、文字がなかなか頭に入らない
という場合は、読書そのものではなく、先にあるストレスや疲れが影響しているかもしれません。
たとえば、
仕事・家事・生活上のストレスや疲れ
↓
本を読んでも集中できない
↓
内容が頭に入らず、読書が続かない
という状態です。
この場合、「もっと集中して読もう」「読み方を変えよう」と無理をするよりも、まずは休むことを優先した方がよいこともあります。
何を読んでも頭に入らない、本を開く気力そのものがないという方は、ストレスで本が読めない原因について、こちらの記事で詳しく紹介しています。
今回の記事では、あくまで読書を始めると「最後まで読まなければ」「もっと読まなければ」と感じ、読むこと自体がストレスになっている場合を中心に紹介しています。
自分の場合はどちらが近いのか、一度切り分けて考えてみてください。
読書はストレス解消になるのに、なぜ逆に疲れる?
「読書はストレス解消になると聞いたのに、自分は読むほど疲れる」
と疑問に思う人もいるでしょう。
ですが、読書は必ずストレスを減らすものでも、必ずストレスを増やすものでもありません。
自分が読みたい本を楽しんでいるときと、
「読まなければ」
「最後まで読まなければ」
「何かを学ばなければ」
と思いながら読んでいるときでは、同じ読書でも感じ方は変わります。
例えば、続きが気になる小説を自分のペースで読んでいるときは、読書そのものを楽しめるかもしれません。
一方で、興味を持てない本を、
「有名だから」
「買ったから」
「勉強になるから」
という理由だけで無理に読み続けていると、読書がタスクのように感じられることがあります。
そのため、「読書にはストレス解消効果があるらしいから、つらくても続けた方がいい」と考える必要はありません。
今の読書がしんどいなら、
- 最後まで読むことを目的にしていないか
- 冊数や進捗を気にしすぎていないか
- 今の自分に合わない本を読んでいないか
- 全部理解・記憶しようとしていないか
- 趣味の読書にも成果を求めすぎていないか
といった点を確認してみてください。
「ストレス解消になるはずだから」と我慢して読み続けるのではなく、自分にとって何が負担になっているのかを確認し、必要なら休んだり、本を変えたりしてみてください。
読書でストレスが溜まる人のQ&Aまとめ
Q. 読書でストレスが溜まるのはおかしいですか?
A. おかしいとは言えません。
「最後まで読まなければ」という義務感や、本との相性、難易度、読書量へのこだわりなどによって、読むこと自体が負担になる場合があります。
まずは「自分の読み方が間違っている」と考えるのではなく、何が負担になっているのかを確認してみてください。
Q. 読書はストレス解消になるのではないですか?
A. 読書によって気分転換できる場合もありますが、すべての読書が必ずストレスを減らすわけではありません。
自分が読みたい本を楽しんでいる場合と、「読まなければ」と義務のように読んでいる場合では、感じ方も変わります。
読書がしんどいときに、「ストレス解消になるはずだから」と無理に続ける必要はありません。
Q. 読みかけの本を途中でやめてもいいですか?
A. 問題ありません。
実際に読んでみないと、その本が自分に合うかどうか分からないこともあります。
内容が合わない、今の自分には難しい、どうしても面白いと思えないという場合は、別の本へ移ることも選択肢です。
Q. 買った本は最後まで読むべきですか?
A. 本を買ったことと、最後まで読むことは別です。
「お金を払ったから」と無理に読み続けることで読書そのものが嫌になるなら、途中でやめても構いません。
今は合わなくても、後から読みたくなったときに再び読むこともできます。
Q. 毎日読書しなくても大丈夫ですか?
A. 毎日読まなければ、これまでの読書が無意味になるわけではありません。
毎日読むことが負担にならない人もいますが、「今日も読まなければ」と感じるなら、読まない日があってもよいでしょう。
また読みたくなったときに本を開けば構いません。
Q. 月に何冊読めばいいですか?
A. 一律に「月○冊読めばよい」という基準はありません。
読む本の長さや難しさ、読書に使える時間、目的は人によって違います。
冊数を増やすことより、自分が無理なく本と付き合えているかを大切にしてください。
Q. 難しい本が読めないのは、読解力が低いからですか?
A. それだけで判断することはできません。
本の難易度や前提知識、自分の興味、そのときの状態など、さまざまな要因があります。
難しいと感じるなら、入門書や別の本へ変えてから戻ってくる方法もあります。
Q. 本を読んでも内容を覚えられず、ストレスになります。
A. すべての読書で内容を全部覚える必要はありません。
小説やライトノベルなどを楽しむ読書なら、細かな内容を忘れることもあります。
一方、学習や仕事のために読む場合は、必要な部分を確認したり、目的に合わせて読み返したりする方法もあります。
Q. 読書自体ができないほど疲れています。
A. 本を読むことそのものがストレスなのではなく、仕事や家事、生活上のストレスや疲れが先にあり、その結果本を読めなくなっている可能性もあります。
その場合は、今回の記事とは少し悩みの方向が違います。
無理に読書を続けず、まず休むことを優先してください。
Q. 一度読書をやめてもいいですか?
A. 構いません。
読書は、必ず続けなければならないものではありません。
一度離れて、また「読みたい」と思ったときに戻ることもできます。
読まない期間があることも、自分に合った読書との付き合い方の1つです。
まとめ:読書を「しなければいけないこと」にしない
読書でストレスが溜まるときは、
「自分の読み方が間違っている」
「もっと正しい読書法を身につけないと」
と考える必要はありません。
まずは、読書に対して自分で厳しい条件をつけていないか確認してみてください。
今回紹介したポイントをまとめると、
- 読書は必ずストレスを減らすものではない
- 「最後まで読まなければ」という義務感を外す
- 冊数や読むスピードを他人と比較しない
- 今の自分に合わない本は途中でやめてもよい
- 難しい本に無理にこだわらない
- 全部理解・記憶しようとしなくてもよい
- 疲れている日は読まなくてもよい
- 趣味の読書に成果を求めすぎない
本を読むことがしんどくなったら、「読まない、途中でやめる、読む量を減らす、本を変える」という選択肢もあります。
私自身、読書を始めたきっかけは、社会人になってゲーム以外の趣味を作りたいと思ったことでした。
ビジネス書などから何かを学ぶ読書もしますが、小説やライトノベルを純粋に楽しむこともあります。
読書は、何冊読んだか、どれだけ早く読んだか、どれだけ知識を得たかだけで評価するものではないと思います。
自分が読みたいときに、自分のペースで読む。そして、今は読みたくないなら少し離れてみる。
読書を「しなければいけないこと」にせず、自分に合った距離で本と付き合ってみてください。